くにす食堂 アクセス

くにす食堂

くにす食堂

区にす食堂

奈良県吉野郡吉野町窪垣内246

電話 050-3716-1101

OPEN 金・土・日 11:00〜17:00 予約は必須

駐車場 有り 9台+3台 (食堂の前と横にあります)

奈良県の緑深い山の中、吉野町にぽつんと一軒家の食堂があると知り、さっそく行ってみました。

2019年3月6日にオープンしたとのことなので、もう5年目なのですね。

金曜日から週末の土曜日と日曜日の開店で、予約のみのランチです。

お茶の時間にも利用できます。デザート類、そして裏の離れに「はなれのベーグル」の喫茶コーナーが

あります。

予約した段階で、人気店という雰囲気が伝わってきました。

古民家

築100年という、空き家となっていた元薬屋さんの古民家を修繕し、地域の誰もが気楽に楽しく

集える場所を提供するという気持ちで始まった食堂だそうです。

ここからして、もうただ者ではありません。

吉野町は、我が家は169号線を何度も車で通過する場所です。

夏にはキャンパーが多数押し寄せる吉野川と、春の吉野桜はあまりにも有名ですね。

それでも169号線を途中からはずれ、国道370号線に車で行くと、初めてということもあり、不安になりました。

この道は、本当に目的地に通じているのかと、奈良で初めて通る道路でいつも感じる不安が出ました。

何故か、林の樹木ばかりが目につき、やっと集落の家が見える場所に到着しても、「くにす食堂」が

分からないと途方に暮れること数分・・見つけましたね!

まさに「異次元」の「くにす食堂」に相応しい、到達方法をしました。

期待感が高まりますー

くにす食堂くにす食堂
くにす食堂くにす食堂

この玄関先の写真からもワクワク感が伝わるでしょうか。

築100年の空き家だった元薬屋だったそうですが、中は、手つかずのジャングル状態だった

のではないでしょうか。

それをここまで洗練させるのは、ただ事ではないと感じるのは私だけでしょうか。

単なる私の偏見と主観ですが、なにひとつ豪華さはない・・だけど、この豊さ。主張の強さ。

数時間、車を運転して来た甲斐がありました。

そしてお客様たちのなんとおしゃれなこと。

私ももう少し、おしゃれにしてくるのであったと後悔しきり。

さー気持ちを落ち着けて中に入ります。

正面の扉が大きく磨かれたガラスで、ピカピカです。

アンティークの入口からの感動の瞬間です。

ガラガラと開けるのが楽しい。

くにす食堂

くにす食堂の内部

カウンターでコーヒーを飲んでいる人も、慣れた風情です・・・リピーターさん達ですよね、きっと。

思いに耽っているのか、何も考えていないのか、どちらでも、その佇まいがおしゃれで絵画そのものです。

くにす食堂の内部 くにす食堂の内部

靴を脱ぐようになってます。

靴を棚において保管します。キッチンの入り口にもなってます。

その後、大きい空間に入っていくと、種類の違う机がここかしこに置かれていて、自分の好きな場所を

選べました。

くにす食堂の内部

くにす食堂の内部
やはり窓際が人気があります。

道路側と中庭側があります。

くにす食堂の内部くにす食堂の内部

床の間も渋く、その近くのテーブルも、とてもいいです。

くにす食堂

久々の気持ちの良い空間-とても嬉しかったです。

先ず、店主の糟谷さんに注文をとっていただきました。

とても気さくで、話しやすいです。

ランチのメニューは、週替わりの1種類だそうで、地元のおかあさん達が作ってくださっているのだとか。

添加物が少な目の、やさしい内容で、おいしくいただきました。

心のふるさとに帰ってきて食べたランチでした。

生姜焼き

メニューは、これです。おしゃれでしょ。

メニュー

この地域は杉や桧(ひのき)が名産なので、メニューもこうなるのでしょうね。

国栖(くず)の人口は800人

吉野町の国栖と言う地域。

「くにす」ではなく、「くず」と読みます。

店主は糟谷陽一(かすや)さんです。

都会で大手ゼネコン勤務で活躍されていたそうです。

しかしながら違和感がぬぐえず、あるご縁がきっかけで、この吉野町に果敢、お一人でやってきたそうです。

それが2016年11月、24歳の時でした。それも初めて見る吉野町。

2年ほどのお仕事で地域活性化・・をしたそうです。

人付き合いが好きで、人なつっこい性格の糟谷さんは、ほどなく地域に溶け込み、

いわゆる便利屋さんのような役割を持って、人々と仲良くなりました。

なんでも嫌がらずにやったのではないでしょうか。

地域にとって、貴重な、なくてはならない存在に、短期間でなってしまったということですね。

そして、3年目の2019年11月、糟谷さんは、この食堂をオープンしました。

なんと地域の人達の願いでもあったのが、この食堂のオープンでした。

私の主観と偏見ですが、地域に食堂があるとないとでは、文化の発祥に大きな差が出てきます・・

村人だけでなく、誰もが食堂が欲しいと念願する・・そういうものだと感じます。

食堂は文化の発祥地となりました。

古民家

はなれのベーグル

はなれのベーグル

ベーグル専門店は裏の離れに、2023年4月21日にオープンしました。

ベーグルというと固いパンと思ってましたが、なんとも柔らかい、そして優しい味がします。

ひとつだけ買ったのですが、なんと温めていただき、とてもおいしく頂きました。

はなれのベーグルはなれのベーグル

裏の離れも、なんとも風情があります。

リピーターさんが飲み物とベーグルを食べてました。

どこも、おしゃれな絵になります・・・トイレの中も不思議な空間でした。

白と黒のモノトーンの建物に、窓二つがステンドグラスのようにきれいに外の木々を映していましたが、

写真には、写りませんでした。

お天気が良すぎる日だったかも。

残念です。

古民家

まさに異次元の世界・・・癒しの奈良です。