世界遺産 獅子岩
住所 三重県熊野市井戸町(いどちょう)
駐車場 南側に歩いて4分程(車ですと1分)の所に、堤防沿いに無料駐車場があります。
レストラン、山茶郷(サンチャゴ)さんの専用駐車場が、すぐ近くにあります。
モーニングサービス(8時半~11時まで、水曜日定休)と日替わり定食等、
豊富なメニューが楽しめます。
もしご利用になる場合は、ご確認ください。
壮観、威風堂々の獅子です
国道42号線沿い、熊野三山に行く途中、七里御浜(しちりみはま)の美しさに圧倒されている間に、あっという間に行き過ぎてしまうかも、です。要注意です。
太陽が昇りはじめる、早朝です。
獅子の頭に似た形をした岩です。
道路沿いの喫茶店、山茶郷(サンチャゴ)さん側のから見る景色のほうが有名ですが、できれば、海岸に降りて反対側の北側から接近すると獅子の胴体が全体として見え、寝そべっているように見えます。
いかがでしょうか。もしお時間があれば、どうぞ試してみてください。
1935年(昭和10年)に、近くの「鬼ヶ城」が国の天然記念物に指定されました。
(鬼が城は1㎞にわたり周遊コースとなってます。)
その後、1958年(昭和33年)6月、「鬼ケ城」に、獅子巌が追加されました。
それで登録名称は「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)となり、名勝が追加指定されてます。
鬼ケ城です。
国指定の天然記念物、名勝です。
さらに、2004年7月には、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成している熊野参詣道「伊勢路」の一部として「熊野の鬼ヶ城附獅子巖」が、世界遺産となりました。
この岩山が獅子のような特異な形となったのは、地盤の隆起、海面の上昇と下降に伴って起こった海蝕と風蝕があったからです。なが~い間の自然の偉大ないたずらとでもいいましょうか、楽しめますよね。芸術作品です。
近辺にある鬼ヶ城とともに、同じ自然景観が楽しめ、もちろん吉野熊野国立公園となっています。
獅子岩のサイズは、高さ約25m、周囲約210mという、なかなかの威風です。
太平洋に向かって咆哮している獅子です。
全く目立たない存在になっている神仙洞(しんせんどう)が、ここから、わずかの距離を歩いた南側にあります。
ここもあっという間に通過してしまうほどの小さな岩山ですので要注意です。
人面岩(横顔)といい、口を結んだ吽(うん)の岩(雌岩)とされてます。
獅子岩が、口を開けた、阿(あ)の岩(雄岩)とされる一方、これは吽(うん)の岩(雌岩)で、この二つの岩山がペアとなって、井戸川の上流にある大馬神社(おおまじんじゃ)の狛犬として敬愛されていました。
このため、大馬神社には今も狛犬が設置されていないという、なんと。
神仙洞は今は封鎖されています。
それ故、行ったことはないですが、その名前の通り、岩山に小さな洞窟があるそうですよ。
毎年8月17日に開催されます「熊野大花火大会」では、多くのカメラマンが集まる絶好の撮影スポットとなっています。
また毎年4月から5月にかけて、浜で1㎞にわたるこいのぼりがはばたいていたそうですが、今年(2023年)で最後となりました。
高齢化が原因だそうです。
七里御浜(しちりみはま)
熊野市から紀宝町(きほうちょう)に至る25Km続く日本で一番長い砂礫海岸です。
「日本の渚百選」、「21世紀に残したい日本の自然百選」、「日本の白砂青松100選(にほんのはくしゃせいしょうひゃくせん)」などに選出されていて、その自然の美しさは保証付きです。
また、ご存知の通り熊野古道の伊勢路でもあります。
イザナミノミコトの御陵(ごりょう)といわれる「花の窟(はなのいわや)」が近くにあり、御神体は高さ約45mもある巨岩です。
熊野川の上流から新宮を経て、熊野灘の荒波に磨かれた小石が敷き詰められています。
「みはま小石」と呼ばれる色とりどりの小石は、とてもきれいです。
一方、アカウミガメの上陸地としても知られていますね。
紀宝町の井田海岸には、産卵のためアカウミガメが上陸します。
毎年5月1日から9月30日までは、ウミガメの産卵、ふ化を保護する為、自動車やバイク等の海岸への乗り入れが規制されています。
王子ヶ浜
住所 和歌山県新宮市新宮
熊野川の河口まで運ばれてきた砂礫が、太平洋の沿岸流により運搬、堆積され作られた美しい海岸というのは七里御浜と同じですが、新宮市内では王子ヶ浜(おうじがはま)といいます。
海岸線は4㎞あります。
宇久井から近いので、この浜には、時間があれば頻繁に行くお気に入りの場所です。
七里御浜と同じ海岸、もしくは、その一部ですね。
太平洋の水平線と波の美しさが個人的には大好きです。
アカウミガメの産卵地としても有名です。