フルーツロード(奈良)って?
8月もまだ中旬、スーパーに秋の果物、例えば、ぶどうや柿が一斉に並び始めます。
同じ秋の果物を、格段においしく、安価で、しかも豊かな自然の真っ只中で調達できるという
方法があったら、あなたはどうしますか。
その秘密の場所が、奈良のフルーツロードです。
この地域は、奈良の下市町と五條市にまたがるフルーツカントリーですが、あまり知られていないかも。
関西圏の都市部から南下して観光地へ行く途中、知らないで通過してしまっていませんか?
フルーツロード(奈良)の範囲
大阪から南下してみました。
↑起点は、吉野郡下市町新住(しもいちちょう あたらすみ)、県道39号(五條吉野線)との交点、
もしくは梁瀬橋(やなせはし)の近辺となります。
↑終点は、五條市西吉野町神野(こうの)、国道168号との交点、大きな柿の彫刻が目印の「南朝トンネル」
から丹生川(にうかわ)の上をまたぐ賀名生大橋(かなうおおはし)へと続く近辺です。
↑五條吉野広域農道整備事業 竣工の碑です。
1973年に建設が始まり、2000年に完成。片側1車線の快適な道路が約14キロ続きます。
フルーツロードの役割、目的
これは沿線にある休憩所で見つけた案内板です。
「広域農道整備事業 五條吉野地区」と大きな文字で見えます。
管轄するのは農林水産省で、道路の管理は都道府県もしくは市町村ということらしいです。
詳細は未確認です。ご存知の方は教えて下さい。
農産物の生産から集出荷、流通、加工が容易にできるように、農地と集出荷施設、加工施設を
結び、同時に、国道や県道との一般幹線道路とのアクセスを改善する役割を持つという道路です。
つまり、地域の特性に応じて、農業生産の基盤と農村の生活環境の整備を図り、農業の持続的発展、
農村の振興、食料の安定供給、多面的機能の発揮の実現しようとする公の政策。
日本の食料自給率が圧倒的に低いので、こういう政策には大賛成です。
農産物直売所 栃原(とちはら)道しるべ
住所 奈良県吉野郡下市町栃原(しもいちちょう とちはら)2312-1
電話 0747‐53‐0831
営業時間 土曜日・日曜日 午前8時~午後4時
2024年は12月29日(日)が最終日、2025年は1月11日(土)よりOPEN
奈良県のフルーツロードの入り口(もしくは出口)近くの交差点にあり、その看板が目立つ
ので、ご存知の方も多いですね。「栃原(とちはら)道しるべ」です。
地元、栃原の50人の農家さんたちが組合員となっている「栃原農林産物直販出荷組合」による運営です。
この地域、下市町栃原の農家さんの農産物の直売所です。
組合員の方々がイラストで紹介されてます。
人気の「道の駅」では、往々にして開店と同時に列を作って待っていた沢山の人が買い物するので、
売り切れになりがちですよね。午後に行くと、もう主要な野菜が何も残っていないということもあります。
ここもそうです。特にお野菜目当てのお客がいて、沢山買っていくそうです。
そして、棚が空になるという・・この地域は果物の生産が中心なので野菜がそれほど豊富にはないの
は、ちょっと残念です。
当方は、ここを通るたびに利用しています。
イベントに遭遇したり、地域の産物がお手頃な値段で入手でき「無料で自由にお取りください。」
というのもあるので、希少価値があり楽しみですね。
素朴で好きです。
ホームページもありますので、ご参照ください。
ある日、取材をさせていただき、組合長様から地域の興味深いお話しを伺いました。
ありがとうございました。
私の限られた経験ですが、この地域の方々はとても気さくで話しやすいです。
イベント情報
4月、8月、11月、12月と1年に合計4回大きなイベントを開催しています。
収穫祭 柿まつり 11月3日実施
11月は秋の収穫祭(柿まつり)だったのでご報告いたします。
専業、兼業を問わず、プロの農家さんが集まって行う、秋の収穫を祝うイベントです。
そして値段も、他の追随を許さない価格帯というと、みなさんも行きたくなりませんか。
ということで11月3日の日曜日に大きい期待とともに参加いたしました。
富有柿、たねなし柿、焼き芋、焼きそば、焼き栗、おでんは元よりですが、我が家の一番の狙いは「鮎塩焼き」です。
鮎の塩焼きの値段は350円。そして、定番の炊き込みご飯のお弁当は、250円。
この味で、この価格は、ここでしか味わえないということを力説いたします。
炊き込みご飯は、料理され出来上がってカウンターに置かれると瞬時でなくなります。
おいしいさと手頃な価格は抜群です。
そしてスタッフのみなさんーーと言っても、地元の農家さんたちですが、会話が最高におもしろい!
昭和レトロなジョークを存分に楽しみました。
ユーモアのセンスは、個人により違い、好みもあるかと思いますが、ここで聞いたジョークは
個人的には昭和時代を思い出し、私はゲラゲラが止まらなく大笑いしました。
なんだか実家に戻ったような雰囲気さえあるというと大げさでしょうか。
昭和時代の貴重なジョーク、ここでしか聞けないことでしょう。
鮎の塩焼き
めっちゃおいしいです。
写真にあるように魚を斜めにして焼くと一層おいしくなるという秘密の技があるそうです。
炭火で、最低30分、40分ほど、その場で料理していただけます。
人気があるメニューなので、この日は、ボードに自分の名前を書いて予約をしました。
焼き担当のおじさん、最高にナイスなキャラで―――「おじさん」と呼ぶと、「おにいさん、です」
と本人に訂正されたので、それ以降は「おにいさん」と呼びました。
「鮎の塩焼きのプロ」っぽい人です。熟練した技で焼いていただき、おいしかったです。
我が家は一人2匹ずつ食べました。炊き込みご飯の容器に入れてもらったので、ご飯粒が見えます。
頭も骨もガブリです。空気もおいしい中、最高においしい秋となりました。
柿
最後に柿となりましたが、贈答用から日常用と種類が豊富にあったので、みなさんのお好みで選んでいただけると。写真だけ掲載いたします。
栃原のぶどう
ぶどうも、効率よく、短時間で選べるのは「栃原道しるべ」でしょうか。
オープンしているのは週末の午前8時から午後4時です。
果物、野菜、梅干し等、多々ありますので、お楽しみください。
写真の柿は、あわせ柿という、元々の渋柿を処理して甘くしたものです。
下市町(しもいちちょう)の栃原(とちはら)には3軒のぶどう農家があります(敬称略)。
① フルーツファームタケモト
② 水本ぶどう園(水本果樹園)
③ フルーツ中野
↓この看板の近辺で3軒が揃ってます。
ここを右折して坂をいくと、フルーツファームタケモトと水本果樹園があります。
みなさんも既にお気に入りの果樹園があり、ぶどうの購入は、その特定の果樹園と決めているかと。
そこを敢えて、紹介しようと訪問してますが、結論はー3軒のどこを選んでも超おいしいです。
ここはぶどうの楽園、穴場ですね。
個性の異なる、それぞれの独自の果樹園なので、どう選ぶかはその人次第。
相性の良し悪しで選んでいいのではないでしょうか。
価格も良心的です。
フルーツファームタケモト(敬称略)
ぶどう
多種類のぶどうをビニールハウス内で栽培していらっしゃるようです。
当日は、試食のコーナーに、ぶどうが10種類ありました。
店のスタッフさん達が忙しそうにしていたので、勝手に一粒食べたら、あまりの甘さに、思わず悲鳴。
ぶどうは普段、食べないのですが、こういう味だと、いつでも食べれるかと。
毎年7月後半から9月まで収穫するぶどうはビニールハウスで栽培されてます。
それも二重のビニールになっていて、重油の燃料も使うとのこと。
その理由は、3月の花が咲く時期、ハウス内を加温するのに必要だからです。
その後、収穫が7月頃から、となります。
また、水やり、温度管理等の手間が、半端なく、大変だそうです。
繊細なぶどうには手間がかかるということで、ぶどう農家さんが元々5軒あったのが今は3軒に減少して
いるということだそうですよ。ビニール、重油の価格も恐ろしく上昇してますしね。
想像するだけで、頭がクラクラするような大変な作業が、ぶどう栽培なのではないでしょうか。
さくらんぼ
さくらんぼは6月からあり、同じくビニールハウス栽培で10年以上のご経験だそうです。
柿もあるとのことです。さらに、デコポン、レモンの柑橘類も試験的に栽培、開発中ということで
製品となる日が楽しみですね。
以上、初対面にもかかわらず、嫌な顔一つしないで、当方の不躾な質問に答えていただいた、
おかあさまに、お話しを伺いました。ありがとうございました!
水本ぶどう園(水本果樹園)(敬称略)
タケモトさんから、さらに敷地の奥、左に入ります。
この辺りは、公道ではないらしくコンクリートの地面となっていて、辺り一面が果樹園なので、
方向を迷いそうになります。幸運にも一発で行けました。
地味な作業場と直売場ですが、どこを見ても整理整頓されています。
ご夫婦とお話しさせていただいていると、当方も何故か落ち着いてくるという雰囲気のご夫婦でした。
自信のある、どっしりとした説明に、ご夫婦のお人柄を感じ、良い印象を持ちました。
奥のコーナーに売り場がありましたが、まるで宝石のようなぶどうが並んでました。
値段もかなり良心的。ご主人によると、遠路をやってくるお客様のために値段をおさえている
とのことでしたが、日常の私の買い物感覚で言うと、半額位の値段です(独断と偏見です)。
この時は、すでに買い物済みだったので・・次回は沢山買います。
お忙しい作業の途中でお時間をいただきました。ありがとうございました。↓素敵でしょ❤
以下は値段表です。どうぞ参考にしてください。
五條市 柿直売所情報
9月半ばを過ぎ、スーパーマーケットに、赤色の柿が並んでます。やっと来たか―と柿大好きの私は大喜びです。圧倒的に栄養価が高くー医者嫌いの私には待ちに待ったシーズン到来だからです。
「カキが赤くなると医者が青くなる」ということわざ
近畿農政局の記事より抜粋いたします(2023年版)。
五條市は柿の栽培が盛んな地域です。7月のハウス柿の出荷に始まり、9月からは露地柿の刀根早生
(とねわせ)柿、平核無(ひらたねなし)柿、そして今は富有柿が最盛期を迎えています。今年は天候にも
恵まれ、JAならけん西吉野柿選果場では、14000~15000トンの出荷を予定しています。11月23日(祝)には、JAならけん西吉野柿部会青年部が中心となって、選果場内で「柿の里まつり」が
開催されます。今年も例年並みの来場者数(約5000人)を見込んでいるとのことです。
今年の2024年は、西吉野で、ほぼ例年並みの15,000t、五條でも例年並みの2,500t の出荷を見込んでいる
そうです。11月の選果場でのお祭りも多数の人が楽しみにしています。
実は、五條市の「日本一の柿のまち」は、事実です。和歌山県が柿の出荷量では日本一ですが、市町村単位でいうと、和歌山県かつらぎ町を抜いて五條市が日本一の出荷量を誇りますーなんと。
直売場は、西吉野周辺を含めて多数あり、すべてを網羅できませんが、少しずつ紹介していきますので、
お楽しみに。
梨子本園(なしもとえん)
梨子本園(なしもとえん)さんの詳細記事について以下を参照してください
柿の直売所 なかい農園
直売所の住所 〒638-0641 奈良県五條市湯谷市塚町(ゆたにいちづかちょう)309-1
グーグルマップ上に「なかい農園」と検索すると出ます
電話番号 090-1581-4183
Fax番号 0747-32-8386
E-mail nakaifarm@d.email.ne.jp
それ以外のご来訪の場合、事前にお電話していただければ対応可能です
なかい農園さんの詳細記事について以下を参照してください
JAならけん西吉野柿選果場
電話番号 0747-34-0105
↓2024年は12月3日位で終了となります
直売場のオープンは9月21日~
注文: 9月中旬~11月末まで
電話 0120-244-401 平日・土・日・祝 (9:00-16:00)
FAXの場合は、専用の注文用紙をダウンロード(準備中)、ご注文ください
FAX: 0747-34-0115です
フルーツロード沿いにある柿選果場です。
この付近に来ると、複数の看板が出ているので、すぐ分かります。駐車場も広いです。
このJAさんは柿農家さんが240軒、青年部が56軒のメンバーで成り立っています。スタッフさんの数は
220名。さすが、五條市の柿の半数を出荷しているという西吉野の貫禄―大きい規模ですね。
この選果場は、ただものではない
9月に入ると、柿の収穫は、中谷早生(なかたにわせ)→刀根早生(とねわせ)→平核無(ひらたねなし)、早生富有(わせふゆう)→富有へと続いていきます。これらの柿を一見で分別できたらプロでしょうか。
実はこの作業場は1999年に、収穫量の増加に伴い、地域4つの選果場が統合されたもの。その結果、
「東洋一の選果場」として躍進中の装備を実行、活用しています。
選果場とは、そもそも、柿農家さんが収穫した柿を、大きさ、色、傷、形などによって仕分けし、箱詰め、
出荷する作業所です。
選果の行程にAIビジョンセンサーが登用され、瞬時で柿の個体の等級が判断されるそうです。難しくいう
と、カメラが捉えた画像を、アルゴリズムによって整理し、対象の状態や位置ずれ等の結果を演算、出力
して機器の動作に活かすことです。
簡単にいうと、人間の目と同じような働きをします。柿の頭頂部とヘタにある傷は、カメラでは分からな
かったのですが、今では自動認識し、かつAIの支援で自動選別するという、「無人・完全自動化」を目指し
ています。「スマート農業」を目指し前進、止まることをしないというーまさに最新、最先端です。
1時間に最大20tもの柿の選別できるそうですよ。
数量が最大となる刀根早生のピーク時には1日200トン(20キロのコンテナで1万杯)をも選果するそう
です。そして、コンテナには、おのおのの農業者のバーコードが付いているので、それに応じて柿の階級別
の個数が把握され、最終的には会計システムにつながるという優れものです。
最後に、箱詰めされた農作物は行き先ごとに分けられ トラックで出荷されます。1日で最大180tが全国
に出荷されるそうです。
↑写真で見る限り柿の選果は、赤秀、青秀、優品とあるようです。個人的には規格外も問題なく、おいしい
ですよね。これは2階の事務所での光景です(直売場ではありません)。
選果場 直売所
直売所では9月21日(土)より11月末まで販売。
特に週末は混むでしょうね。訪問される際には事前の電話等でのお問い合わせをするのが確実かと。
2022年 直売所がリニューアル
2年位前にリニューアルされた新しい建物です。
9月末のある日、期待に胸をふくらませて、再訪しました。9月21日からのオープンと聞いていたからです。
西吉野柿選果場のHPによりますと、出荷量は 約14,000t(渋柿8,500t 甘柿5,500t)だそうです。
選果場から、大きなトラックで全国に柿が運び出されています。
西吉野町は2005年9月25日前、西吉野村という名前でした。
吉野郡大塔村とともに五條市に編入されましたが、地元民は今でも西吉野村と言う名前で、説明してくださる
ことが多々あります。西吉野と言えば、柿が代名詞、五條市は「日本一の柿のまち」になる所以です。
ここでは、柿を中心に話しますのでご了承ください。
選果場の入り口にカッキーがいます。
実は、五條市には、「カッキー」、「ゴー」、「星博士」というトリオのマスコットキャラクターがあるそうです。
↓現地のトリオキャラクターです。
向かって左の看板に、ゴーちゃんと柿博士がいます。
カッキーは、「カキ」に「ラッキー(幸運)」と「活気」という合計3つの意味合いが入っているそうです。
が、もうひとつのカッキーちゃんらしき女の子がかわいくって、気になりました。柿の色もオレンジ色
ではなく、ピンク色で、アピールが大きいです。
新しく、カッキーの妹が登場したのでしょうかー不明です。知ってる方は教えてください。
入口を入った場所です↓
刀根良品1キロで300円とあります。「1キロは5-7個位で、黄色のカゴを使ってください」との説明です。
知りたいことが分かるという、親切な案内板。沢山購買する際のカートも用意されています。
「黄色のカゴ」というのは、最後に重量を図る時、黄色のカゴに入った柿をそのまま計測するからです。
私は、それを知らずどこか途中で見つけた黒いカゴの中に柿を入れて・・計測する際に、黄色のカゴに移し
かえました・・黄色のカゴで買いましょう。
ここから、本番が始まります↓
青い柿が多いのには、ビックリしましたよ。
どれを選んでいいのか分からず、「あまりに青いんですが、どうすればいいですか?」とスタッフの方に
聞いてみました。青くとも甘いのだそうで(?)、気になるのであれば、橙色とまぜて買って、室内に
置いておけば、色が変化していくので、時系列に食べていけばいいという回答でした。
おいしい柿は橙色をしているという観念しかないのでーなんと
既に箱に入った贈答品もあります↓
袋詰めした600円の刀根柿も↓
部屋の一番奥で、計量していただきました↓
最後にレジを通り、入場した場所と同じ、場所から出ます↓
この上なく、おいしい柿を買うことは、超楽しいです。また来ます~
上北(うえきた)農園 直売所
直売所はJAならけん西吉野柿選果場の近くにあります。シーズン期間だけオープンしているようです。
ホームページによりますと毎年10月下旬頃にオープン、12月初旬頃にクローズするとのこと、さらに
ファックスやECサイトからの注文が可能です。直売所に行く際には事前に電話するのが賢明ですね。
有限会社 西吉野産直組合
こちらの直売所も、フルーツロード沿い、大きな体育館のような建物が目印です。
大きな建物だけ目に入り、入口はどこかと少々迷います。この建物の柿の絵の向かいが売り場です。
事務所もすぐ近くにあります。車をどこに停めていいか不明な場合はここで聞くのがいいかと。
売り場の建物の横の白いガードレール辺りの道路上に駐車するようにと言われました。
訪問したのは9月末ですが、1キロ200円とありました。
ここかしこと比較するつもりは特にありません→何故なら、すべて、おいしい柿だからです。
外観に傷や変形があり、本当に売り物なのと、一消費者としては躊躇しましたが、そこは愛嬌。
一緒に購入しようと選んでいる女性が、「こんな安い柿は・・」という話をしてくれたので、瞬時で気持ちが
変わりました。沢山、おまけもいただき面白い話を沢山聞いてしまいました。
地元民と話すと、カラフルで人生初めて聞く話が、聞けますよ。
お忙しいところ、時間を頂戴し、ありがとうございました!
HPを見るとー
生産履歴、栽培日誌を記帳、管理、また必要に応じて公開してまいります
ということです。なんと、いつ、だれが、どこで、どういうふうに生産したか記録しているということです。
そこまでするんですか、と個人的には思います。個人的な感想です。みなさんはどう思いますか。
また、
2005年、適正に農薬を使用していると認められた農作物に安全確認のマークを表示する「奈良県産情報
開示農作物」の確認機関第1号として認定されました
農薬は登録農薬のみを使用し、使用回数、希釈倍数等使用基準を守り、無駄な農薬はできる限り使用しない
よう努めてまいります
一消費者が直売所で簡単に買い物するだけでは、分からない、農園経営者さん達の哲学に頭が下がります。
駐車する場所を間違えさえしなければ、とても気楽に購入できる直売所です。
どうぞ、みなさんもお楽しみください。
5万人の森公園 ゴゴストアとゴゴカフェ
5万人の森公園 ゴゴストアとゴゴカフェの詳細記事について以下を参照してください。
JA牧野農産物直売所
TEL 0747-22-2514
営業時間 9:00~17:00
定休日 年末年始
駐車場 90台
9月末、五條市の直売所を訪問しようと、早朝に自宅を車で出発しました。
先ずJAの農産物直売所です。
JA奈良の公式の写真では、古い建物の一部が、案内されていたので、規模の小さい「道の駅」のような店
を想像しました。
知らないということは恐ろしい。実際に行って見て想像と違うのでビックリ。
結論を先にいうと、誰にも教えず、自分だけ独り占めにしておきたいお店と感じます。
が、みなさんにお教えいたします。
と言っても、今更感が強いのも事実で、すでに沢山のファンがいるには違いない。
そこで「過ちては改むるに憚ること勿れ」と言う格言を思い出し、この格言を実行することにしました。
興味のある方はどうぞ続きを、お読みください。
「悠久の癒し」の奈良では、一見して「古そうだし、何の変哲もないのではないか。」と思ったら、
大間違い。大きなミスを犯し、「後悔先に立たず」を思い知ることになります。
開店時間の9時に入店できるように、直売所に到着。沢山の人がすでに待ってました。
この写真の右端、大きく開いた入口から入ります。駐車場も広いです。
内部は天井が高く、広く、他のJAショップさんで売られているような、新鮮な食品、その他が豊富に
売られています。そして価格が安いーインフレが止まらない今の時世に嬉しい悲鳴を静かに発しながら、
一歩一歩、買い物しました。
お店に入ってすぐの写真です。左端の白いカウンターがレジです。
右側の広いコーナーに多数の仏花、切花、山花(さんか)がありました。
切花の、なんとかわいいことーブーケにするとおしゃれです。
お店のすぐ外と、敷地内に、沢山のガーデニング用の植物、その他が整然と置かれてます。
値段もとてもお手頃です。
お野菜、根菜類、柿がありました。
柿は生産者により、価格に違いがあります。それぞれの好みで、選ぶといいかと。
写真では、分からないのは残念ですが、メダカのコーナーが、圧巻です。
メダカは通常、体が黒色です。青メダカと赤いメダカは私も知ってます。ここでは、ラメをちりばめたように
ピカピカと光って泳いでいるのを人生で初めて見ましたーなんと。名前も、「ラメメダカ」という新しい品種
だそうです。
お店のスタッフさんに詳しく聞こうとしたのですが、スタッフさんもよくは知らないということでした。
ちょっと残念でしたが、当然ですよね。とても親切に、ご対応いただきました。感謝。
値段も、通常より圧倒的に低いのではないでしょうか。
メダカ愛好家さん達には、決して見逃すことができないコーナーでしょうね。
お豆腐類とパン類のコーナーです。
ここでおいしいサンドイッチを入手しました。スナックとして、道中いただきました。
奥のコーナーには特に青果類が豊富にありました。
梨の季節ですね。
こういう地域の新鮮なお野菜が売られている場合、午後に行くと、ほとんど売り切れとなります。
できれば朝の時間帯で早めに行くことを強くお勧めします。
JA農産物直売所
近畿地方の都市圏のモータリストとライダーが愛用する国道309号線は知る人ぞ知る有名な国道です。
水越(みずこし)トンネル(2370m)と関屋トンネルをくぐり抜けると、奈良の御所市が眼下に見えて
きます。この奈良の田園風景を見ると、早朝に出発した長時間のドライブの疲れも忘れる瞬間となります。
我が家もこの地域は、数えきれないほど通過していました。が、なんと近くにJA農産物直売所が3軒もある
と気づきました。
3軒とは、御所大正農産物直売所、葛上(かつじょう)農産物直売所、大淀農産物直売所です。
ある日、早朝からのJAの農産物直売所の「はしご」を計画しました。
近所では、野菜の価格が恐ろしく上がっています。2倍は軽くするのもあります。とてもうちでは買え
ません。それで期待しての訪問となりました。主観的なご報告ですが、もし初耳であれば、参考にして下さい。
御所大正農産物直売所
電話 0745-63-3377
営業時間 8:00~16:00
定休日 水曜日 年末年始
駐車場 普通車15台 トイレ有り
先ず黄色とオレンジのツートンカラーの建物が目立ちます。
駐車場にも車が多数、出入りし、なんだか人気がありそうです・・
店名の「大正」とはユニークは名前ですが、20世紀初頭に大正村がありました。
地名も櫛羅(くじら)という一度聞いたら忘れられない地名ですが、19世紀に櫛羅村がありました。
御所市として合併されたのは1958年です。歴史をそのまま店名と地名にしているということのようです。
もうひとつの特徴は、開店時間が朝の8時からということです。交通渋滞を避けるために早朝出発する
我が家にとっては有難いです。
かつ、ここに定期的に買い物するというお客が複数いるのではないかという印象を持ちました。
レストランでも経営しているのか、大量に買っていくおじさんもいました。
また、レジにいる女性が二人、まるで隣のおねえさんのように、とても気さくに話していただき、好感度
が上がりました。何を質問しても、丁寧に答えていただき、ここまで徹底していると気持ちいいです。
うちの近所もスーパーが乱立しているので、レジの女性は、往々にして親切です。気楽に話しかけてくれる
女性も沢山います。こわいおばさんは、いないですね。レジで多数の客に対応し、お疲れ気味らしき人はい
ますが。
売っている商品は、時期により変わるのではないでしょうか。お花類がかわいく沢山ありました。
柿も手頃にありました。
この贈答用は12個入りで1200円です。
ピーマンをお手頃価格で沢山買いました。
芋類も多かったです。
ニンニクも購入しました。沢山買って夏の疲れを取り除こうという魂胆です。
葛上(かつじょう)農産物直売所
電話 0745-66-1016
営業 9:00~15:00
定休日 年末年始
駐車場 普通車20台
葛城山系の東麓(とうろく)を沿う県道30号(山麓線、さんろくせん)を、御所大正農産物直売所から
車で出発して5分の近距離にあります。
葛上を「かつじょう」と一度で読める人はいるのでしょうか。普通でしたら「くずうえ」ですよね。
御所市は、1958年に御所(ごせ)町を中心に葛(くず)村、葛上(かつじょう)村、大正村の4ヶ町村が
合併されました。そこに由来しているのであろうと想像する葛上(かつじょう)です。
店の前の県道は、少々カーブになっているので危険ですが、慎重に歩いて道路の反対側に行ってみました。
御所市遠景と周辺の山々、田園風景がすばらしかったのでご紹介いたします。
ここは9時オープンで9時まで店の前で待ちました。
頻繁には来店しないので不明ですが、品数が1軒目の大正農産物直売所のほうが多く選択幅もありました。
芋類、柿はありました。
他の県からの仕入れ品が多いような気がしました。
地域の野菜を買いたいというのが目的の来訪なので少々の寂しさ感は否めませんでした。
当日だけだったのかもしれませんが、どうなんでしょう?
この近辺、JA農産物直売所が3-4ヶ所にあり、道の駅もあるので、それが理由かもしれませんね。
レジの女性たちは親切で問題はありませんでした。
大淀農産物直売所
電話 0747-52-5813
営業 9:00~16:30
定休日 火曜日 年末年始
駐車場 普通車30台
葛上農産物直売所から20分強の車の距離です。
この辺りは、数えきれないほど車で過去に走っていましたが、このお店を知りませんでした。
品数は3軒の中で一番少なかったです。大淀という地理上、愛用している方も多いかと思います。
日時により様子が違うのだろうと思います。充分な情報を報告できなくて、とても残念です。
以上、奈良県の限られた地域ですが、五條市に近い所を選んで、JA農産物直売所の「はしご」をいたしました。
柿は、やはり、本場の五條市で取得するのが理想的と感じます。もちろん同じような価格で直売所でも入手
できます。取材すると勉強になることが多くて、とても良い経験になります。
最後に、この10月、奈良のJA農産物直売所のどこに行ってもお米はなかったですね。
高い値段のお米でしたら、うちの近所のほうが沢山、棚に並んでます。価格が倍増しているという噂も
あります。一消費者として、お米は食べられなくなりそうです。これから安くなりますでしょうか。
みなさんはどう感じてますか。