ぶつぶつ川
住所 東牟婁郡那智勝浦町粉白490
宇久井からは車で20分強で来れます。
国道42号線を、宇久井(勝浦)方面から走って玉ノ浦トンネルを出た所、紀勢本線を左に見ると、踏切があり、そこを横断すべき側道があります。そこに左折で入り、踏切を渡るとすぐです。
宇久井・勝浦方面から 串本方面から
そこからは、すぐの距離の左側にあります。
このように踏切を渡っていくと迷うことは、先ずないです。
駐車は玉の浦海水浴場の駐車場、無料です。
途中及び周囲は、地元の方々の居住区と生活区なので、マナーを守りましょう。
玉の浦海水浴場も、すぐ近くにあり、景勝地、牧歌的な粉白(このしろ)地区にあります。
ぶつぶつ川 どうして有名なのでしょうか。
ぶつぶつ川は13.5メートルしかなく、しかも2008年(平成20年)10月21日に2級河川に指定されています。
川幅は最大で1メートル位です。
近くの玉の浦海水浴場に流れ出る粉白川(このしろがわ)の支流となっている13.5メートルです。
それまでは、北海道のホンベツ川が延長30mで2級河川ではで日本一短い川でした。
もうひとつの短い川は、準用河川となりますが、山形県にある東町塩野川が15mです。
同時に和歌山県には日本一長い2級河川の日高川(114.745Km)もあります。
和歌山県には日本一が沢山ありそうですね。
ちなみに、日本一長い川は信濃川の367kmです(1級河川)。
以下に簡単に河川の種類をリストします。
★一級河川 国土交通大臣が指定し、その管理も国土交通大臣が行う
★二級河川 都道府県知事が指定し、管理は都道府県知事が行なう
★準用河川 一級河川及び二級河川以外の「法定外河川」のうち、市町村長が指定し管理する
また二つ目の、どうして有名なのかは、源泉が湧水だからです。
気泡とともに、ふつふつと清水が湧き出ることが、名前の由来となってます。
「ふつふつ」が訛って「ぶつぶつ」となり。ぶつぶつ川という名前となりました。
嘘みたいな本当の話ですが、和歌山県は知る人ぞ知る、こういう頭が柔軟な土地柄があります。
実際に行かれた方はご存知かと思いますが、源泉は、本当にきれいな水がふつふつと泳ぐように舞っています。そこは「みずのみば」と書かれています。(実際に飲む場合は自己責任ですよ。)
沢山のカニ、そして小さな魚がいます。
かつては、ウナギやアユもいたそうです。
2011年の台風12号の大水害で断水した時は、地域の人々の飲み水ともなりました。まさに、人間に必要な大切な命の水です。
粉白地区の生活の一部、貴重な宝物ですね。
地域の人が海水浴場清掃中です。
とっておきのタイドプールで磯遊び
磯遊びは干潮をねらいましょう
ぶつぶつ川の近くで、この夏は、夫婦で、こども時代を思い出し、磯遊びをしました(2023年夏)。
みなさんと楽しさを少しでも共有していただければと、少しだけお話しさせていただきます。
磯遊びをするには、干潮が来るのを待ちます。
海岸の水は、月の引力が原因となり、1日2回ずつ満潮と干潮を繰り返します。
潮遊びは、干潮の時、つまり海面が低い位置になる時がねらい目です。
理想的には大潮の干潮時が最適です。
★「浦神」を選んでください。
満潮の時に、浅瀬にやってきた魚たちが逃げ遅れ、タイドプール(潮だまり)にいるのを見つけることが大きな楽しみです。
お子さんにとっては特に、未知への冒険、そして「生命の源」の海と触れ合える機会となります。
できれば是非、お子さん、お孫さんと磯遊びをしてみてください。
私のこども時代は、毎夏、全身を真っ黒にして泳ぎ、遊んでいました。
日焼けで真っ黒になると風邪をひかないと言われ、まぐれにも、一度も風邪をひかない、こども時代を過ごしました。
今は、全くそういう訳にはいかず、こども時代の無邪気さは、残念ながらありません。
できるだけ日焼けを避けて暮らしています。
この海岸には、シーズンになるとサーファーが沢山来てます。
近くには「赤色の浜」というサーファーのメッカもあるんですよね。
宿泊所やカフェも、数は少ないですが、あります。
滞在時間は1時間ほどでした。
タイドプールで、魚や貝を採集するということは、さすがにしませんでしたが、ヤドカリ、小さな魚(ハゼの種類でしょう)、貝が沢山あり、とてもきれい、新鮮でした。
ご存知の通り、水中を上から撮ろうとしても、なかなかいいモノができません。残念です。
大きな魚を一匹発見しました。
通常の観光地というよりも、誰にも教えたくないような秘密の場所を好む、という方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
きれいな海岸がプライベートビーチのようになる海岸です。
どうぞ自分のお気に入りの海岸を見つけてください。
こういう穴場の海岸は、この近辺に結構あります。
大きな魚が一匹、ちょっと大きいタイドプール(80センチから90センチ位)に閉じ込められていました。大きさは30センチから40センチほどあり、浅い所もあるので、水の中に入れば、採れる範囲にありました。
魚の名前は不明です。名前をご存知の方はいらっしゃるかと思います。
画像で流しますのでどうぞご覧になってください。
シマシマの模様が入って、ヒレの端が青い魚です。
その後、大きい台風が紀伊半島に来たので、この魚も無事に海に戻ったことでしょう。
大きい魚の動画です。
では、本題の磯遊びを動画でご紹介いたします。
今回は写せていませんが、近くで、二十匹位、魚が泳いでいました。
動きが早くて、なかなか・・・撮れませんでした。
かつ、カメラでは、自然の豊かさをリアルに写し出せません。
どうぞご自分で体験していただければと思います。
安全、無事に家に帰りましょう
是非、お子さんと磯遊びをしていただきたいですが、大人だけの遊び方もあります。
一番重要なことは、怪我をしないことですよね。
マリンシューズ(海と陸の両用)マリングローブ、ラッシュガード等、目的に応じて、着用してください。
磯遊びは夏の前後が最適とされてますの日焼けはしないように完全防護で。
岩礁はどこを歩いても、触っても危ないです。
一度滑ったら大変なことになります。
それ故、ころばないように完璧に気を付けようとするので、体力的には、運動神経が良くなります。
これは確かです。(決して無理をしないように。)
私は海で育ったので、自信があったのですが、都会育ちの主人のほうが、磯での運動神経が私より格段いいのでーちょっと悔しいです。
私たちは、自称の運動神経の良さと、ボロボロのウォーキングシューズ、そして汚してもいい服装で、いつも岩礁に行きます。
長袖、長ズボンです。自然の中に入るときは、皮膚を守りましょう。
毎回、無事に帰宅できているので、合格点です。
みなさんも、どうぞ気をつけてお楽しみください。